心の引っ掛かり、?
1年ぐらい前かな、
前の仕事をしてる時に内心すごくびっくりして固まってしまったことがあった。
仕事で小指を挟んでしまって血は出なかったものの、内出血で爪が真っ黒くなったことがあって、
挟んだ時は誰も周りにいなかったのに1人でも我慢出来ないほど痛くて1分ぐらい痛みにバタバタしてたけど、
その後は物に触ると痛いなーって思うぐらいだったし、怪我のことをわざわざ周りに話したり見せたりするなんてこと考えたことなくて自分の中で消化してたんだけど、。
いつも通り仕事が進まず若干イラつきながら机で書類処理してたら店長が目の前に様子見がてら来て、
私の爪に気付いて「どしたん?」って声を掛けてくれた。
でも私はなぜか怪我しただけなのに人に見られた後ろめたさがあって、あまり怪我を人に見せたりするのも好ましくないと思ってて、
「あー、…前にちょっと挟んだんです。でももう痛くないんで大丈夫ですよ」
って今はもう大丈夫ですよアピールをして自分ではサラッと流して話が終わったと思ってたら、店長が
「そうなんかぁ。でも怪我した時は痛かってんな。」
ってサラッと言ってきたからすごくびっくりしてちょっと固まった。
自分の中で
怪我した→(痛かった)→でも今そんなに痛くない=*もう痛くないんで大丈夫ですよ
の話の方程式が出来てて、
最後の*もう痛くないんで大丈夫ですよ
のみをアピールしたはずだったのに、
一言も言ってない()の中の(痛かった)の部分を拾われたのにはとてもびっくりした。
今までそんな人居なかったし、
それに「今はもう大丈夫ですー」って言えば、
「ほんと?」「次は気を付けてね」とかが返ってきて相手に要らん心配させないで終わってきたから、
そのルートでいこうといつも通りに対応してたのに予想外のことが返ってきたから
「ぇ、」って言って固まって
店長の言葉になんて返したか未だに思い出せない。笑
でもその時
なんか、これって素敵だなぁって呆けた。
今まで無意識の間に
気付かずに足元に捨ててきた気持ちとかを
何の躊躇もなく拾い上げてその人に手渡して
「これ君のでしょ?」って気付かせてあげるというか
その人にとっては当たり前のことを言っただけなのかもしれないけど、
そういう心の気遣いって、言葉にしようにも出来ない程、
どうしようもなく泣けるなぁって思った。
なんか未だに何回も思い出す、話