褒められるとそのことで頭がいっぱい。

居ませんかねこんな人。

褒められた直後からその一言で頭いっぱいになって1人恥ずかしくなったり、褒められたはずの動作をもう一回やると大失敗してしまう人…

居ませんか…それもちろん私なんですが…他に居ませんかね…(泣)

 

 

中学でバドミントン部だった時、部員達がルーティーンでコーチと打ち合いをする場面で、


部員がスマッシュする→コーチが打ち返してネット際にわざと手前に落とす→部員が走ってそれを打ち返す→コーチがスマッシュする…etc


みたいに決まったコースがあったんですが、
いつも下手な私が、この時になぜか最初のスマッシュでキレッキレの打ち方をして、コーチが打ち返せず、スマッシュが綺麗に決まってしまったんです。

とてもびっくりしました。それはスタンばってる部員も同じらしく、後ろから「おおっ」と歓声が上がりました。
そしてその時、コーチが言ったんです…

 

「おお!今みたいなやつを、いつもやればいいんだよ!(笑顔)」

 

 

私は部活で普段褒められた事がなく、自身でも部員の中で下の方にいると自覚していたので死ぬほどびっくりしました。しかも

→スマッシュ綺麗に決められた!
→コーチに褒められた!
→部員みんなに見られた!

 

この3コンボが決まり、私はめちゃくちゃ照れてしまいました。


そして「俺がミスしたからもう一回な!」とコーチが気を利かせもう一回打ち合いをやらせてもらったのですが、これがひどかった…、

 

 

 

 

私の初球がラケットのフレーム部分に羽が当たり、カコンッ!と綺麗な金属音が鳴って足元に羽が落ちるという…ラケットのガット部分にも擦りませんでしたね…

 

褒められた直後に凡凡凡ミスをやらかし、そこで終了です…。

 

 

 

 

 

この事がもう!もう!もう!


これほどないってぐらい、出来の落差に自分でもドン引きでしたね…

うわぁ、これが私の実力かぁ…っと、多感な中学生時代に自分の本質を目の当たりにした瞬間でした…あぁしにてぇ…。

 

 

 

 


そして今日のエピソードなんですが、


私の母と姉が陶芸をやってまして、今日家族で夕飯を食べてる時に丁度綺麗な陶器のお皿を作ってる番組があって、みんなで綺麗だねーって言ってたんですが、

 

急に父が「○○は兄弟の中でも一番手先が器用そうだから陶芸うまそうだけどなぁ」って言ったんです…。

 

 

あんさんなにいきなり地雷ぶっこんでんねん。ってなりました

 

 

だって3人兄弟で一番上は小学校の頃からコンクールで表彰されて市営施設に飾られるレベルで絵が上手い、

二番目は美大卒で趣味で陶芸やってて持って帰ってくる作品もうまくてきれい、

のになんでその中で私が一位にランクインするのかまじでびっくりしました…

 

図工でクラス内だとうまいねって選ばれるレベルの奴がこの2人と比べて一番手先器用ってなんだよ…

 

しかも父の発言が急な事すぎて返答が

「エ…ソンナコトナイヨ…。」しか言えなかったですよ…なんだよ実の親に褒められてこれしか返せないって…小学生でもそんなことねぇよ…

 

 

 

 

まあそんなことがあったのですが、皆さんもないですかね?
褒められてびっくりするぐらい照れちゃって、でも自分では本気でそんなことないと思ってて、

「むしろ上手いってのは▲▲さんのような人のこと言うんだよ」とかまじで嫌味に聞こえるけど嫌味じゃなく本心でそう思ってたり、

でも褒められた一言で頭いっぱいになっちゃって思考停止コミュ症になったり…

 

 

調子には絶対乗らないけどめっちゃ舞い上がる、そのくせどうしても素直に喜べない、

いい歳した大人が「そう言ってくれて嬉しい、ありがとう」も言えない現実…

あぁ色々とつらすぎる。

 

 

 

大人になってもこれが治らないのはとても恥ずかしいですね…

今日のことがあって、もうこれは多分死ぬまで治らないんだろうなと実感しました…人生って辛いですね…。